うがい薬は濃い茶色のヨウ素の製品が最も有名ですが、アズレンという青色の成分の製品もあります。アズレンは用途が幅広い薬で、胃薬、目薬、塗り薬とし ても使われています。うがい薬では粉を溶かすタイプ薬は昔からあり、最近は水100ｍｌにアズレンの液5滴程度を入れて使うタイプもあります。
　いつも喉の具合が悪いFさん（70代男性）は毎日アズレン液のうがい薬を使っています。「毎回5滴入れるのは面倒だから、1Lのペットボトルに液を50 滴入れて作っておいてるんだ。」と言います。ところがアズレンというのは分解が大変早く、光に当ると青色がどんどん色あせていきます。1Lもまとめて作り 何日間も保存すると効果が劣化するのは明らかです。「まとめて作っておくと、効果がすぐに無くなってしまいます。また、細菌が繁殖して水が腐敗することも あるので、面倒でもうがいのたびに液を入れてください。」と説明しました。（ＳＩ－Ｔ）