ミキ薬局ホーム > ちょっと立ち寄り情報 > 禁煙指導 > 第67回 喫煙と呼吸器疾患

禁煙指導


すっかり秋らしい気候になってきましたね。

「スポーツの秋」という言葉もありますが、喫煙者の方は、運動をしたときに以前より息苦しさや疲れやすさが出やすいなと感じることはありませんか?

それには、喫煙が大きく関係している可能性があります。



 


タバコの煙には呼吸機能を担っている肺胞の細胞を破壊したり炎症を起こしたりする働きがあるため、喫煙により酸素を体に取り込む能力が低下します。

そのため、有酸素運動能力の低下、持久力の低下が起こります。



 


また、タバコに含まれるニコチンには脳や神経を興奮させる力があります。

タバコを習慣的に吸い続けることによって神経を刺激しつづけると、「ニコチンが無いと神経が興奮しにくい体質」になっていき、筋力や瞬発力が低下すると考えられています。



 


このようにスポーツをする際にもタバコの影響があります。今回は喫煙が具体的にどのような呼吸器疾患に影響するかを考えてみたいと思います。



 


タバコが害をもたらすのは肺だけではありませんが、肺は直接タバコの煙に触れることが多いことから、その影響が最も出やすい臓器の一つです。

タバコが肺に悪い、よくないといいますが、具体的にはどのような疾患に関係しているのでしょうか?



 



喫煙により、リスクが上がる疾患として、以下のものが挙げられます。



肺がん

喫煙により、リスクが上がるがんは肺がんだけではありませんが、肺がんは「喫煙との因果関係があると判断するに十分な証拠がある」とされているがんの一つです。

肺がん患者の約8割は喫煙者だそうです。

喫煙開始年齢が若いほど、喫煙量が多いほど、肺がんになる危険性が高く、また同じ肺がんでも喫煙者の肺がんは悪性度が高く生存率が低いというデータもあるそうです。



慢性閉塞性肺疾患(COPD:肺気腫と慢性気管支炎両者を合わせた総称。

COPDとは気管支、細気管支、肺胞に慢性の炎症が起こり、うまく体に酸素を取り込むことができなくなる病気です。

主な症状は慢性の痰、咳、身体活動をしたときの呼吸困難ですが、ひどくすると息切れなどにより日常生活に支障をきたし、日常的に酸素吸入をする必要が出ることもあります。

別名「タバコ病」といわれることもあり、COPDの患者さんの約95%に喫煙歴があるというデータもあります。

疾患名ではあまり身近に感じないかもしれませんが、平成19年度の調査では日本人の死因の第10位(男性では第7位)となっている疾患です。自覚していない患者さんも多数いるといわれているため、慢性的な咳、痰、息切れのある方は、早めの受診が勧められます。

 



気管支喘息

気道に慢性の炎症がおこってしまい、空気の流れが妨げられるという病気です。

症状としては、発作性のせき、喘鳴症状や息苦しいなどの呼吸困難などがおもな症状で、発作が何度もくり返されるのが主な特徴です。

喫煙にはアレルギー反応などを介した気道の収縮作用があり、喫煙は喘息の発症リスク、悪化リスクを高めることがわかっています。

特に気にとめたいのは、両親が喫煙していると、受動喫煙により子どもの喘息の発症のリスクが高まることです。




 


呼吸器感染症(肺炎・感冒・インフルエンザ、結核など)

喫煙者は、非喫煙者と比べて呼吸器感染症のリスクが高いといわれています。

風邪はひきやすく、症状が長引きやすくなります。

またインフルエンザはかかりやすく、症状が重く出やすくなります。

喫煙者は肺炎のリスクが2倍になるという報告もあります。



 


そのほか自然気胸、間質性肺疾患、睡眠呼吸障害なども喫煙によりリスクが上がるといわれています。



 



喘息やインフルエンザなどの身近な疾患に、喫煙が大きく関係していることがわかりますね。

気持ちよく運動のできる健康な体を維持するためにも、禁煙を考えてみてはいかがでしょうか?



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次回は11/8糖尿病と喫煙です。