たべ新聞

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食べ物

生姜のアレコレ

2012.08.01

 

 

【生姜の成分】 

90%は水分です。生姜特有の辛みの成分は主に下記の3種類から成ります

 

≪ジンゲロール≫生姜の辛み成分でもっとも多く含まれる

殺菌力が強く、胃液の分泌促進、血行促進の働きがある

 

 ≪ショウガオール≫ジンゲロールの脱水反応によって生成され、貯蔵中自然に増加

するほか、加熱によっても増加する。強い辛味がある

 

 ≪ジンゲロン≫ごく微量の成分。ジンゲロールが分解し、生成される。強い辛みが

ある。新陳代謝を高め、発汗促進に役立つ

 

※ショウガオールとジンゲロンは、いずれもジンゲロールから生成される。

生姜の貯蔵や加熱によりジンゲロールは減少し、ショウガオールが増加する傾向が

ある

 

 【老成(ひね)生姜と新生姜と葉生姜】

 生姜には、老成生姜と新生姜と葉生姜があります。

 

 

★老成(ひね)生姜は種生姜として植え付けた根(塊茎、こんけい)の部分です。

固く繊維質で、色も濃く、辛味も強いです。「ひね生姜」は、収穫後、2ヶ月以上

貯蔵されてから出荷されます。

 

★新生姜は収穫したての生姜や、植付けに使ったヒネショウガの上の部分にできた

新しい根の部分です。繊維が柔らかく、白っぽい。辛味もおだやかで、甘酢漬け

などにされます。「新生姜」は夏頃から早掘りし出回ります。

 

★葉生姜は新生姜が育ち始めて2〜3cmになった時に葉をつけたまま出荷されます。葉生姜の品種の一つに谷中生姜があります。根元が紅く初夏に出回ります。

 

 【保存方法】

 乾燥と低温に弱いので冷蔵庫に入れるといたみが早いです。乾燥しないように

ラップや新聞紙等で包んで室温で保存するのがよいでしょう。

 

 【生薬としての生姜】

根茎は漢方薬として生姜(しょうきょう)と呼ばれ、健胃作用、鎮吐(吐き気を

静める)作用などがあるとされる。大棗(なつめ)との組み合わせで、他の生薬の

副作用をやわらげる働きがあるとされ、多数に配合されている。

 

表面の皮を取り去り、蒸して乾燥させたものは乾姜(かんきょう)または乾生姜

(かんしょうきょう)と呼ばれる。興奮作用、強壮作用、健胃作用があるとされる。

 

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