たべ新聞

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食べ物

パンと塩分

2020.04.15

こんにちは!  ミキ薬局管理栄養士の畠山です。

最近の在宅勤務や休校により、自宅で食事をする機会が増えた方も多いのではないでしょうか。

 

パン は、そんな時に大活躍します。

私達の日常の食事や間食、お酒の友にと、場面を選ぶことはありません。

さらに、本場である欧米では料理の付け合わせに少量添える程度ですが、

日本では独自の6枚切り・4枚切り食パンのように、主食としても利用します。

実はこのような食べ方は、世界的にも特異です。

そして、1回に食べる量が多い分だけ、パンに含まれる塩分を多く摂りがちです。

 

米飯は米と水だけで炊くので無塩です。

反対に、パンは小麦粉と水と共に、塩が不可欠です。

小麦粉のたんぱく質であるグルテンは、水と塩を加えてこねる事で粘りを生みます。

パン生地の粘りが発酵で生じた炭酸ガスを閉じ込め、焼き上がりの膨らみや弾力ある食感をもたらします。

塩の量を控えると、美味しいパンはつくれません。

(*小麦をつなぎや主原料とし、こねてコシや弾力を生む工程を持つ麺類も、塩が不可欠です)

 

たとえば、6枚切り食パン1枚(60グラム)には塩分 0.8グラム 含まれます。

ちなみに、やや薄味のみそ汁1杯 に含まれる塩分 約1.2グラム です。

みそ汁に比べて塩味をほとんど感じないパンに、思いがけず塩分が多く含まれています。

あなたば1食にパンをどれくらい食べていますか?

パンと一緒に、どんな料理や食品を食べていますか?

 

たとえばチーズやハム、ベーコン、ドレッシングやソースにも塩分は添加されています。

 ・低塩のおかずや飲み物を組み合わせる

 (例:牛乳、豆乳、ポタージュスープ、ヨーグルトサラダ)

・体内の余分な塩の排出を促すカリウムの豊富な食品をメニューに加える

 (例:蒸し鶏、ツナ缶、野菜・芋・豆の炒め物、果物)

などの工夫をしてみましょう。 

そして、この時期を皆で元気に乗り切りましょう!

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