たべ新聞

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健康のレシピ

旬の食べ物(158) おでん

2012.11.27

おでん

 

 おでんは田楽から分かれ発展した食べ物です。

 田楽はもともと豆腐を串に刺し、味噌だれを塗って炙った軽食でした。

寿司や蕎麦と同じく気軽に町なかで立食いできる料理で、串を刺した形が

田楽舞いを舞う人の姿に似ていることからその名が付いたとされます。

 

 ここから出汁で煮て味噌だれをつけて食べる煮田楽が派生しました。

 醤油やこんにゃくは当初は高級品で、庶民が口にするようになるのは

後世のことです。

 次第に醤油味の煮汁でさまざまな食材を煮込む煮田楽が普及し、

 現在のように地域性豊富な汁と材料を用いるおでんに発展しました。                

 

 ちなみに田楽(焼き田楽)は、俳句では春の季語です。

 体の芯まで温まる現代のおでん(煮込み田楽)は、冬の風物詩・旬の

食べ物です。

 けれどもおでんコンビニエンスストアなどでは夏でも買い求めることが

出来ます。空調が効いた環境で暮らす現代人にとっては、年中食べたく

なる料理です。

 

 野菜に芋に昆布(海藻)、練り製品(魚介類)に卵に肉、生麩やがん

もどきなど、あらゆる材料が組合せられて栄養満点です。

 魚介や肉、卵や大豆製品のタンパク質は食べた後に体の熱を生みます。

 芋の糖質は熱や力になる栄養素です。

 大根やニンジン、ジャガイモなど、おでんに加えられる野菜は土の下で

育つ根菜が主です。漢方・薬膳の考え方では、土の下で育つ作物は体を

あたためる作用が強いとされます。

 

 昆布をはじめとする植物性の食品は食物繊維が豊富で、おなかの調子を

整えるはたらきがあります。

 また、油脂を使っていない調理で、エネルギーを抑えることが出来ます。

 

 けれども練り製品には塩が多く含まれ、汁の塩分も材料の中まで煮含め

られ、浸透しています。

 汁は薄味に、具材も食べ過ぎには注意しましょう。

 ナトリウムの排出を助けるカリウムが豊富な野菜や果物を一緒に食べ

たいものです。お浸しやサラダ、果物などを添えた献立がおすすめです。

 

 

 

 

 

 

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