皆さんこんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です。
市販の加工食品を購入する際、栄養成分表示は御覧になりますか?
栄養成分表示には、塩分に関する表示も含まれています。
以前は、塩分に関する表示の多くが「ナトリウム量(mg)」でした。
けれどもそれだけでは、実際の塩分量が分かり難く不便でした。
それが最近になり、ようやく「食塩相当量(g)」表示に切り替えられました。
(昨年4月1日で完全移行)
・・・けれども、
無塩、または 塩分無添加 という表示の ある野菜ジュースやツナ缶などにも
『食塩相当量 ●g』と、0gではない数値が表示されている場合が有ります。
このため、
「実は食塩が加えられていたのではないか?」と、不安の声を耳にすることがあります。
植物は土壌の成分として、動物はエサの体の成分として、それぞれナトリウムを体内に
取り込みます。
そのナトリウム量を* の式で計算した値が、食塩 相当量 ●g として表示されます。
無塩の食品に後から食塩が加えられたというワケではありませんので御安心下さい。
(昆布などの海産物の場合、付着・浸透した海水の塩分量が含まれる例は有ります。)
*ナトリウム量からの食塩相当量への換算式
ナトリウム量(単位:ミリグラム)×2.54÷1000=食塩相当量(単位:グラム)
(分子量 : Nacl÷ Na = 2.54)