化粧品
【皮膚と栄養】552 クズ(葛)
2024.03.11
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます
日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します
今回は、クズ(葛)についてのお話です
クズは日本に広く分布し、生活の中でさまざまに利用されてきました
ツル性植物で、巻き付いた植物の上を葉で覆い隠すようにして繁茂します
このツルの繊維は糸の素材となり、葛布(くずふ)が織られます
また、紫色の花は甘い香りで房状に咲き、根はデンプンを蓄えて太く肥大します
葉・花・根はいずれも生薬として用いられ、特に根(カッコン:葛根)は、葛根湯をはじめとする多種の漢方薬の主要成分です
クズの根に蓄えられたデンプン(葛粉)は、くず切りや落雁などの和菓子、汁物のとろみ付けなどに用いられます
化粧品成分としては
・クズ花/葉/茎エキス:皮膚コンディショニング
・クズ葉/茎エキス:保水
・クズ根エキス(カッコンエキス):保湿、美白、抗老化、バリア機能修復、紫外線吸収(剤の)補助
などの目的で添加されています
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