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【皮膚と栄養】915 防災とお肌の健康⑬ 糖質とビタミンB1

2025.09.05

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です。

飲食による体内からのケアによって、災害時に受けがちなお肌や心身のストレスに対処しましょう!
特にビタミンB1に注目です。

ビタミンB1は、脳や身体の主要なエネルギー源である糖質の代謝を担います。
普段私達が食事から摂取するエネルギー源の5割強が糖質で、更にその内の2割を脳が消費します。
その消費量は、ストレスに対抗するためのホルモン分泌や頭脳労働がによってさらに増加します。
もしもビタミンB1が不足すると、糖質代謝が停滞して倦怠感を生じたり、皮膚や身体組織の糖化を招きます(糖化は老化の一因となります)。
ビタミンB1は水溶性のため、お小水や汗から排出され、体内にはほぼ備蓄できません。
さらに、災害時のように強いストレスを受ける際、脳は吸収が速く利用し易い糖類(甘味料)を欲します。

けれども食事が白飯・菓子パン・甘い飲料・菓子類に偏ると、多量の糖質を代謝するためにビタミンB1を浪費してしまいます。

すると、脳からの要求に応じた摂取ではあっても、かえって体調を損なってしまいます。

このため、備蓄食・非常食にはビタミンB1の豊富な胚芽を含むシリアルやレトルトの雑穀ご飯、サプリメントなどの用意をお勧めします。

万が一の非常時も、万全なコンディションで乗り切りましょう!

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