スポーツ栄養
6月のコラム ~ロイシンって知っていますか?~
2017.06.07
こんにちは!
今年度の新人管理栄養士 神津です。
これから皆様に健康情報についてご紹介をさせて頂きますので、よろしくお願い致します!
さて、今回は筋肉を作る栄養素についてのお話です。
最近、サプリメントや健康食品等のCMで“ロイシン”という言葉を耳にしたことはありませんか?
“ロイシンってなんだろう?”と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
今回はその“ロイシン”について、お話していきたいと思います。
“ロイシン”とは、たんぱく質を形成しているアミノ酸のうち、体内で合成することのできない
アミノ酸のことをいいます。必須アミノ酸は、私達の身体にとって大切なものですが、
残念ながら体内で合成することができない為、食事から栄養分として摂取する必要があります。
必須アミノ酸の中でも、ロイシン・バリン・イソロイシンの3種類は
BCAA (=分岐鎖アミノ酸)と呼ばれており、
筋肉のエネルギー源となるアミノ酸となっています。
その中でも、ロイシンは
・肝臓の機能を高める
・筋肉を作り出す
・傷ついた筋肉を修復する 等が挙げられます。
ロイシンは通常の食事をしていれば不足することはほとんどありません。
また、筋肉を作る為には摂取するだけでなく、適度に体を動かすことも重要になります。
理由として、運動等で筋肉の細胞は傷ついている状態になります。
この傷ついた筋肉の細胞を修復するために、たんぱく質(ロイシン等)を利用しています。
修復されたあとは、もとの筋肉の組織よりも少し太い状態になります。
運動による細胞の破壊 + たんぱく質のよる修復 → “筋肉の組織が太くなる”
を繰り返していくことで、筋肉は作られています。
このことから、たんぱく質の摂取と適度な運動は強い関係で結ばれているのがわかりますね!
“最近、足腰が弱くなってきたような気がする・・・。”と、感じる方はいらっしゃいませんか?
もしかすると、それは筋肉が衰え始めているのかもしれません。
筋肉の衰えの予防のためにも、積極的に食事から摂取していくことが大切です。
~ロイシンが多く含まれている食品~
・豚肉や鶏肉、レバー等の肉類
・あじや鮭、まぐろの赤身等の魚介類
・チーズ、ヨーグルト等の乳製品
・高野豆腐や納豆、きな粉等の大豆製品 等
肉、魚、乳製品、大豆製品等からバランスよく摂るようにしましょう!
年齢を重ねるごとに食欲や活動量が低下することで、どうしても食事の量が少なくなりがちです。
できるだけ食品から摂るように心がけ、食欲が低下している場合は
サプリメントや健康食品を利用することもおすすめです。
ミキ薬局の管理栄養士は、疾患に対する食事・栄養のご相談はもちろん、
環境の変化に負けない体を作る食事方法など、様々なお悩みのご相談を受け付けております。
処方箋が無い方の相談も大歓迎です。新人も頑張っていきますので、お気軽にお立ち寄りください。
スタッフ一同、ご来店をお待ちしております。
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