スポーツ栄養
日常の運動:何をしたら良いの?③
2018.01.23
日常の運動には、
さまざまな健康効果があります。
①食欲増進効果があります
朝スッキリと目覚め、朝食前に散歩をすると、清々しいですね。
軽度の運動を食前に行うと、食欲増進作用があります。
・空腹を感じることが少ない
・食べる量が少なくなった
・胃腸の調子がすぐれず、まとまった量の食事が出来ない
・しっかり食べて体重を増やしたい(筋肉をつけたい)
という方には、
食前にストレッチやラジオ体操、散歩など軽い運動を行うことをお薦めします。
②栄養をエネルギー源として消費します
食後に有酸素運動を行うと、食事で摂った栄養や、体内に蓄積している
各種の栄養を効率的に消費できます。
・皮下脂肪や内臓脂肪を減らす必要がある
・血液中の脂質や糖質を減らす必要がある
という方には、
食後にウォーキングなど、有酸素運動を行う事をお薦めします。
特に、食後の血糖値の上昇をコントロールする助けとなります。
食直後、少し休んでから行うようにしましょう。
(*低血糖を起こすおそれのある方も、空腹時を避け、
食後の運動がお奨めです。ブドウ糖の携帯など、備えはお忘れ無く)
③身体組織の成長や回復を助けます
・成長期に十分な発育を希望する方
・スポーツのための体づくりをしたい方
・ケガや病気の後で、回復を早めたい方
・痩せてきたので筋肉をつけたい方
・骨を丈夫にしたい方
は、筋肉や骨の原料となる、タンパク質やカルシウムを中心に、
特に意識して栄養を摂りましょう。
運動による適度な負荷・刺激は、
身体組織(筋肉や骨)の栄養の摂り込みを増し、成長や回復を早めます。
身体の新陳代謝を促す成長ホルモンは、睡眠の最も深い時間帯に多く分泌されます。
分泌量は成長期をピークに下降しますが、何歳になっても分泌されます。
そして、骨や筋肉などの細胞の新陳代謝を助け、回復を促します。
運動の効果は、運動・睡眠・栄養の組合せによって高められます。
(*病気やケガの回復期や、膝腰痛・高血圧など運動に支障のある場合、
運動の実施については、予め主治医の指示を仰ぐようにしましょう!)
スポーツ栄養
- 2020.04.23スポーツ栄養
- 筋肉と骨の健康を!
- 2020.03.30スポーツ栄養
- たんぱく質とプロテイン
- 2020.03.27スポーツ栄養
- たんぱく質について
- 2019.04.23スポーツ栄養
- 血圧と運動②
- 2019.04.23スポーツ栄養
- 血圧と運動①
- 2018.05.18スポーツ栄養
- こまめに水分補給!
- 2018.04.27スポーツ栄養
- 体づくりの3要素
- 2018.02.21スポーツ栄養
- 春到来!健康的に体づくり
- 2018.01.23スポーツ栄養
- 日常の運動:何をしたら良いの?③
- 2018.01.18スポーツ栄養
- 日常の運動:何をしたらよいの?②