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【皮膚と栄養】907 防災とお肌の健康⑤ 非常時の食事とお肌

2025.08.23

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

『防災とお肌の健康』というタイトルでのお話です。

いったい、防災とお肌にどんな関係があるの?

災害時には、命の安全が第一で、お肌の状態は二の次、三の次では?

・・・と、不思議に思われた方が多いのではないでしょうか?

災害時には特に、皮膚のコンディションと身体の健康状態が密接に関わり合います。

 

例えば、避難した先で乾パンやおにぎり、菓子パンなどを食べて過ごしたとします。

1~2日間は何とか乗り切れます。

けれども避難が長期化し、このままの食事内容が続くと、栄養欠乏の影響が身体や皮膚にあらわれてきます。

まずはじめに、水溶性ビタミン(ビタミンB群・ビタミンC)が欠乏します。

これらは尿や汗によって流出し、体内に備蓄できる量はわずかのため、日々3度の食事から補う必要のある栄養素です。

そして、ビタミンB群は身体組織のたん白質や脂質の代謝に関わります。

ビタミンCは細胞間の結合に関わっており、コラーゲンの生成を促したり酸化を防ぐ役割も担っています。

これらが不足しはじめると、まずはじめに末梢組織に欠乏症状が現れ始めます。

(生命・身体機能維持のため、脳や内臓等の中枢組織の維持が優先されるためです。)

皮膚に、肌荒れや吹き出物などのトラブルが生じるのは、身体からの栄養を欲するサインです。

肌トラブルにより皮膚のバリア機能が損なわれると、埃や乾燥等への防御に支障が生じるようになります。

対策の一つとして、マルチビタミンミネラルサプリメント等を非常持出し袋に備えておくことをお勧めします。

 

 

 

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