健康のレシピ
【食品の成分表示】汁物で減塩に挑戦 ?!
2021.04.20
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です。
文部科学省は2020年、5年ぶりに「日本食品標準成分表」を改訂しました(八訂)。
改訂のたびに、掲載食品数が増え、成分の測定方法も改良されています。
世の中の減塩に対する意識も反映され、
掲載されている減塩タイプの調味料・食品数も増加しています。
皆さんは、減塩対策は何か実践していますか?
日に3度の食事に飲み物は欠かせませんが、
もし、1日3回『汁物』を摂っている場合、
3食分で300~500gほどの液体を口にしています。
塩分濃度 1 % 程度(みそ汁など)の汁物でこの分量の液体を摂ると、
汁物だけで3~5gの塩分を毎日摂っているということになります。
麺類のスープを飲み干すと・・・もっとたくさんの量になりますね。
塩分の過剰摂取は、血圧上昇や、将来的な動脈硬化の要因となります。
濃い塩味が必要以上に食欲を刺激し、
食べ過ぎによって血糖・血中脂質の値の上昇、肥満などを招く
という場合も有ります。
そこで、たとえば
1日3食で汁物を摂っている方は、汁物を1日1食とし、他の2食の飲み物を
牛乳・麦茶・番茶・ほうじ茶・野菜ジュース(無塩で、甘くないスムージータイプが望ましい)
に切り替えるだけでも、ストレス無く!大幅な減塩が実践出来ます。
この他、
・具沢山にして汁を少なめにする
・減塩調味料を利用する(食品成分表に基づき、食塩相当量が表記されています)
などの工夫も出来ます。
けれども、汁物を薄めたことで安心し、飲む量が増えてしまったという場合も
耳にすることが有ります。
この場合、かえって口に入る塩分量が増えてしまう場合も考えられます。
くれぐれも注意しましょう!
**次回は、汁物の塩分計算の方法をご案内します♪
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