禁煙指導


暑い日が続いていますね。逆に部屋の中は冷房で冷えて乾燥しています。

水分補給をしっかり行い、熱中症・脱水症状にならないように気をつけましょう!

 

さて今回は子供のタバコ誤飲の危険性についてお話しします。

 

 子供は6ヵ月になると何でも口に入れるようになり、早い子では5ヵ月から「物をつかむ」、つかんだら「口に入れる」行動が見られます。この行動が誤飲に繋がっていきます。

子供の誤飲の約半数を占めるのはタバコです。なぜタバコを飲んでしまうと危険なのでしょうか?

 

 タバコには有害物質であるニコチン含まれています。

以前もお話したように、これはニコチン依存(2014/3/4「ニコチンの作用~ニコチン依存~」参照)を引き起こす原因物質で、中枢神経系に作用し、少量では興奮作用、大量では鎮静作用を示します。喫煙により、肺から速やかに吸収され全身に広がり、間接的には血管収縮作用ももたらします。また、代謝物は発ガン性が認められています。

 

大人と子供の致死量を比較してみましょう。

大人のタバコでの致死量:40-60㎎

子供のタバコでの致死量:10-20㎎

このように子供には少ない量で影響が出てしまいます。因みにタバコ1本当たりのニコチン量は16-24㎎なので、少し口に入れただけでも大変なことは容易にわかりますよね。

 またニコチンは水に溶ける性質があります。空き缶に水を入れ、灰皿代わりにしている方がいますが、1時間で50-70%のニコチンが溶け出るといわれています。

 誤飲後30分-4時間以内に症状が出てきますが、溶け出した液やニコチンそのものを摂ってしまった場合は15分以内に症状が出るといわれています。主な症状は嘔吐、下痢、めまい、頻脈、顔面蒼白、不機嫌等が出てきます。通常はすぐ吐いてしまうので重症になることはまれです。

 

 飲んでしまった量・溶け出た液を飲んだ場合、また体調によってもその後の対処法は変わってきます。いざという時にどのような対処を行うべきか知っておくことも大切ですね。

 タバコには有害物質が含まれていること、また一度誤飲事故を起こした家庭では、2度3度誤飲事故が起こることは少なくないことを理解していただけたらと思います。

大切なあなたの家族のために、禁煙を始めてみてはいかがでしょうか?

 

参考元:・公益財団法人 日本中毒情報センター

     http://www.j-poison-ic.or.jp/homepage.nsf

            ・いい禁煙(ノバルティスファーマ株式会社HP)

              http://www.e-kinen.jp/

 

 

ミキ薬局では皆様の禁煙を応援しています。

お気軽にお声掛け下さい。

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