禁煙指導


10月にはいりました。朝晩だんだんと寒くなってきましたね。

秋と言えば、スポーツの秋。また山の方では、紅葉も少しずつ始まっているようです 。

ということで、紅葉を見に山へ出かける方も多くなるのではないでしょうか。

そんな時、せきやたんが出て呼吸が苦しくなるなど辛い思いはしたくないですよね?

 

そこで今回は、『タバコによる健康被害』について考えてみましょう。

 

喫煙は『百害あって一利なし』といわれるほど害の多い嗜好品です。依存性が強いため、一度吸い始めるとなかなか止める事ができません。

 

日本たばこ産業(JT)は7月30日、国内でタバコを吸う人の割合(喫煙率)が19.7%となり、初めて20%を下回ったと発表しました。20%を割り込んだのは1965年の調査開始以来初めてです。

タバコを吸う人の割合は、ピーク時の1996年は49.4%と約2人に1人の割合でしたが、、その後は右肩下がりとなり、現在は5人に一人まで減っています。

全体の喫煙率は年々減少していますが、年代によって差はあるものの、男性の喫煙率が大きく減少している反面、女性はほぼ横ばいとなっています。

 

たばこの煙にはタール、ニコチン、一酸化炭素、微細粒子などの有害物質が含まれています。

タールには様々な有害物質が混ざっていて、数十種類の発がん性物質が含まれています。

ニコチンには血管を収縮させ、血流が悪くなる作用があります。

一酸化炭素は血液中の赤血球と結びつき、体内へ酸素を運ぶことを阻害します。

その結果、全身の細胞が酸欠状態になります。

このようにたばこが健康に悪い影響や害を及ぼすことは明らかです。

 

では、具体的にはどう悪影響を及ぼすのでしょうか。

 

1.呼吸器系疾患

せき、たんが多くなり、慢性気管支炎、肺気腫などの病気になる確率も高くなり、気管支や肺胞に障害が起こり、呼吸機能が少しずつ低下し、呼吸困難になります。

たばこを1本吸うごとに確実に肺の肺胞(空気袋)が破壊されるため、軽い運動や階段を上がっただけで辛かったり、途中で休んでしまったりします。

 

2.急性影響

知的作業能率の低下、血流の悪化、肌の老化、胃潰瘍などがあります。

ニコチンや一酸化炭素の影響で心臓への負担が増加し、血圧上昇、心拍数増加、抹消血管収縮も起こります。その結果、手足や足先が痺れたり、肩や首の凝り、まぶたが腫れるなどの影響も出てきます。さらには、口臭、顔のシワの増加、頬がこけるなどの美容上の問題も出てきます。

 

3.がん

がんの原因の約30パーセントは喫煙によるものです。

喫煙による肺がんになる危険率は約70パーセントです。

喫煙者は非喫煙者の4.5倍も肺がんになりやすい、とも言われています。

食道がん、肝臓がん、すい臓がんなどになる確率も高くなります。

がんの他にも慢性閉塞性肺疾患、虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症など)になりやすくなります。

 

4.受動喫煙

たばこを吸わない人でも喫煙者の近くにいれば、煙を吸い込んでしまいます。

これは「受動喫煙」と呼ばれ、たばこを吸わない人も有害物質の影響を受けてしまいます。

 

5.妊婦や乳幼児への影響

女性が喫煙をすると月経不順、不妊症などの病気の原因になります。

妊娠中の妊婦がたばこを吸うと流産、乳幼児突然死症候群などの確立が高くなってしまいます。

また、乳幼児を持つ母親が喫煙をすると、たばこの煙と母乳が子どもに害をもたらします。

その結果、肺炎、喘息、気管支炎、せきやたんが出やすいなど呼吸器に障害が出る子どもが増えてしまいます。

 

このように、喫煙による健康被害は明らかです。

禁煙に遅すぎることはありません。

タバコの害を再認識し、是非禁煙しましょう。

 

 

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