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【皮膚と栄養】208 ちょっと寄り道(納豆とテンペ)

2022.07.30

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

今回はちょっと寄り道、腸内善玉菌のお話で紹介した納豆菌の関連情報です

ビタミンKの摂取制限により納豆が禁止されている方には朗報!かもしれません

納豆に似た東南アジアの食品に『テンペ』があります

外観は納豆によく似た食品ですが、納豆菌ではなくテンペ菌を用いた発酵食品です

最近は国内でも生産され、大型スーパーマーケット等でも入手出来るようになりました

 

テンペも発酵作用によって、旨味成分のアミノ酸(グルタミン酸)やビタミンB1がグンと増える点は納豆と共通しています

また、納豆のようには糸を引かないものの粘りがあり、豆の旨味や香りが豊かです

さらに、納豆のようなツンとするニオイはほとんどありません

そして、納豆菌が作り出すビタミンKの量は非常に多い()のですが、テンペ菌が作るビタミンKの量は少ないです

その量は粒納豆の1/60、挽き割り納豆の1/90程度です
挽割納豆は大豆を挽き割ることで表面積が広くなり、吹き付けた納豆菌の付着量が増すため、粒納豆よりも ビタミンK含有量が高値になります

また、ビタミンKが多い葉野菜類に比べても、1/10~1/20程度の含有量です

                               (いずれも100g当りの含有量で比較)

もしも、服薬治療のためにビタミンKの摂取制限があり『好物の納豆を我慢している!』という場合には、主治医に相談の上でテンペを代用してはいかがでしょう?

その際は、テンペは納豆とは異なり、焼く・揚げるといった加熱調理をしてから食べますのでご注意下さい

春巻きやチャーハンの具などに相性が良いようです♪

なお、納豆とテンペはいずれも、菌の増殖に比例して細胞核に含まれるプリン体も増えるためプリン体の含有量が非常に多い食品です

尿酸値が高い場合は枝豆・豆腐・がんもどき・豆乳などを利用しましょう 

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