ミキ薬局ホーム > ちょっと立ち寄り情報 > クスリと生活習慣 > 喘息用吸入ステロイド剤を中心にした話題-10

クスリと生活習慣


△月20日
 母子共に喘息のCさん親子(母40代、子は小学交低学年)が来局しました。「毎年秋になると喘息が悪化するから、今日は薬が色々と出ているの」とのこと です。母子共に吸入ステロイドは継続的に使っていますが、季節により吸入剤だけではコントロールできなくなるそうです。子供にはチュアブル錠の抗アレル ギー剤が処方されていました。今まで、飲み薬は全部粉薬でしたが、チュアブル錠を噛むのに慣れると錠剤も飲めるきっかけになるかもしれません、とお話する と「早くそうなってもらいたいわ。錠剤のほうが便利だもの。」とのこと。エアタイプの吸入剤を使っている母が、「私も最近(喘息が)悪くなりそうだから、 いつも吸入剤は1回1吸入だけど、今日からは1回2吸入することになったの。シュッ、シュッとやるのよね。」と言います。エアタイプの吸入ステロイドは息 を吸い込む時に薬をプッシュして吸入します。2吸入する場合はシュッと吸い込んで、もう一度シュッと吸い込みます。Cさんの「シュッ、シュッ」という言葉 に不安を感じ確認すると、一気に2プッシュして使ったことがあるとのこと。一気に2プッシュすると吸入しきれない可能性が高くなるので、1呼吸に1プッ シュで使うことを勧めました。「まあ、知らなかったわ。」
長年使っているから使いこなしていると考えるのは禁物です。(SI-T)