ミキ薬局ホーム > ちょっと立ち寄り情報 > クスリと生活習慣 > 喘息用吸入ステロイド剤を中心にした話題-7

クスリと生活習慣


◇月8日
 吸入ステロイド剤の製造販売元の製薬会社の医薬品情報担当者に、パウダータイプの吸入剤を吸入した際の吸入量について確認しました。60回分のタイプは 粉の量が非常に少量で12.5mgとのこと。粉の成分のうち薬効成分量は僅か0.1mgで残りは「ふけい剤」の乳糖とのこと。(ふけい剤:吸入しやすいよ うに添加する薬効のない粉)薬効成分の粉末粒子径は2μmと乳糖よりも粒子が小さいので吸った時に薬効成分は殆ど気道まで吸いこまれ、
口の中に残るのは殆どが乳糖であるとのこと。粉の量は全体でも大変少ないので、むしろ
吸った気がしないという意見が多いが、少量なので3歳の子供でも老人でも十分に吸えるように作ってあるとのこと。
 これで、Aさんには「効果のある成分は喉の奥に吸い込まれ、口の中に残る分は効果の出ない粉なので、安心して口をゆすいで大丈夫」と自信を持って言えます。(SI-T)