ミキ薬局ホーム > ちょっと立ち寄り情報 > クスリと生活習慣 > 喘息用吸入ステロイド剤を中心にした話題-1

クスリと生活習慣


現在、喘息治療にはステロイド吸入が、第一選択薬として用いられています。ステロイドの内服薬に比べ、非常に低用量でコントロールできることが証明 されていますが、世間一般ではステロイドは危険な薬という誤解が根強くあります。また、吸入剤にもエアタイプ、パウダータイプがあり、使い方に慣れるまで に苦労する方が多いようです。

平成××年○月1日
Aさん(70代男性)に初めて吸入ステロイドパウダータイプ(60回分入り)が処方されました。Aさんは以前から喘息ですが、今まで具合が悪い時だけ病院 へ行き、薬の管理は奥様に任せっ放しにしていました。ところが3ヶ月前に奥様が亡くなられて一人暮らしとなり、自分のことは自分でやらなくてはならなくな りました。吸入薬を渡す際、薬剤師がデモ機を用いて使い方を説明し、Aさんは「わかった。」と言って持ち帰りました。
(SI-T)