ミキ薬局ホーム > ちょっと立ち寄り情報 > クスリと生活習慣 > 薬局日誌-7(70歳女性との会話)

クスリと生活習慣


ホルモンという言葉から人は何を想像するでしょうか?
ステロイド、ホルモン焼き、元気になるもの
等など人さまざまです。

その女性は腰痛、下肢痛で病院を受診された。ドクターの所見は“腰部脊椎管狭窄症”と言う
加齢に伴う骨や椎間板の変形、隣接する腰椎のずれなどにより腰部脊椎管が狭窄して馬尾を圧迫する
疾患であった。
処方された薬は経口プロスタグランジンE1誘導体製剤(オパルモン)この薬は、強力な血管拡張作用、血流増加作用を有し、腰部脊椎管狭窄症に伴う自覚症状に効果が認められている。
そのような説明をし、納得してお帰りした後日、再び来局されたとき
 この前の薬“おばホルモン”効くみたいよ!今日もその薬を貰いにきたのよ!とその女性が言い放った。 笑いをこらえ投薬し、おばホルモンの方が確かに効きそうな名前だなといたく感心した。
(MO-O)