クスリと生活習慣
Dさん(40代男性)は5年ぶりに喘息症状が出たとのこと。いつもの降圧剤の他に発作用吸入剤と吸入ステロイドが処方されています。数年に一度喘息になるが、吸入剤を使っていると数日で治ってしまうとのこと。
「発作用の吸入は100回分入っているのでいつも余ってしまう。5年前のも残っているのだけど、使っても大丈夫かなあ?」との質問。
本日交付の吸入剤の使用期限が2007年1月なので、5年前の吸入剤はたとえ未使用でもとっくに使用期限が切れています。発作用薬は場合によっては命に関 わる薬です。喘息には間歇(かんけつ)型の人もおり、継続的治療をしない場合もありますが、間歇型=軽いというわけではなく軽視することはできません。
「薬が残ってしまい、無駄になるのは惜しいことです。しかし、発作が起こった時に助けてくれるはずの薬が効かなくては意味がありません。お守りのように、常に身近に保管し、必要な時にはすぐに使えるように持っていてください。」とお話しました。
(SI-T)
- 2006.10.15クスリと生活習慣喘息用吸入ステロイド剤を中心にした話題-14
- 2006.10.01クスリと生活習慣喘息用吸入ステロイド剤を中心にした話題-13
- 2006.09.15クスリと生活習慣喘息用吸入ステロイド剤を中心にした話題-12
- 2006.09.01クスリと生活習慣喘息用吸入ステロイド剤を中心にした話題-11
- 2006.08.15クスリと生活習慣喘息用吸入ステロイド剤を中心にした話題-10
- 2006.08.01クスリと生活習慣喘息用吸入ステロイド剤を中心にした話題-9
- 2006.07.15クスリと生活習慣喘息用吸入ステロイド剤を中心にした話題-8
- 2006.07.01クスリと生活習慣喘息用吸入ステロイド剤を中心にした話題-7
- 2006.06.19クスリと生活習慣喘息用吸入ステロイド剤を中心にした話題-6
- 2006.06.15クスリと生活習慣喘息用吸入ステロイド剤を中心にした話題-5