禁煙指導
実際のサポート例をご紹介しましょう。
今回のサポート例では、支援をする中で生活習慣の問題点がわかり、禁煙だけでなく食生活を改善することもできるようにサポートしています。
ご自分のため、ご家族のために私たちと一緒にぜひチャレンジしてみませんか。
50代男性
TDS(ニコチン依存度の指標):10点中3点
ブリンクマン指数(1日喫煙本数×年数):640
禁煙の動機:医師にタバコをやめるようすすめられたため。
また中性脂肪も高いと指導を受け健康のため禁煙を決意。
初回に使用した禁煙補助薬:パッチ製剤
初回 :歯科治療中のためガム製剤では支障があったためパッチ製剤を選択。
2週目 :禁煙開始時パッチを使用したところ使用感が悪くその後はパッチを使用せずに自力で禁煙継続。相談の結果、本人の希望もあり今後は禁煙補助薬を使用せずに禁煙を支援することに。
4週目 :吸いたい気持ちはあるものの禁煙は継続中。
「最近は以前より食欲が出てきたように感じる。」
→禁煙が進むと、ニコチンにより抑えられていた食欲がもとの状態に近づき、食欲が増してきます。いいことではありますが、もともと中性脂肪も高いと指導を受けている方です。食べすぎて体重が増えすぎてしまうことがないように、定期的に体重を計るなどして注意はしましょう
6週目 :禁煙は継続中。
「やはり食欲が出たことにより最近お腹まわりが気になるようになってきた」
「普段から夜食や間食が多く食事が不規則」
→お食事内容の改善点などアドバイス!!
(今回のワンポイントアドバイス!!参照)
8週目 :「まだたまに吸いたいと思うことがある」が、禁煙は継続中。
「やはり食欲と体重の増加がまだ気になる」
→前回に引き続き生活習慣のアドバイスと、体重や体脂肪の定期的な測定をおすすめ。また、禁煙8週目となると1本くらい吸っても今なら大丈夫では・・・と油断が出てくることがあるのでここをしっかり頑張りましょう!!
現在も引き続き支援中。
このように禁煙補助剤を使用しなくても支援を受けることができます!!
禁煙相談では私たち薬剤師が一人ひとりにあった方法を見つけ一緒に問題点を解決しながら禁煙をすすめていくことができます。
★ 今回のワンポイントアドバイス ★
禁煙中に食欲が増して、体重が増えてきてしまったら・・・
→3食しっかり規則正しく食べることが大切です。また食べる時も、先にお野菜から食べるなどちょっとした工夫で脂肪分や糖質の吸収がやわらげられます。そして腹八分目、よくかんでゆっくり食べることが大切です。口寂しいときには水分を摂ったり、シュガーレスガムや干昆布などをかんだりしてしのぎましょう。
定期的な体重測定も、数値で自分の状態の変化がわかるのでとても効果的です。
次回は、8/25 受動喫煙について!!
- 2018.03.01禁煙指導海外の禁煙法
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- 2018.01.01禁煙指導禁煙外来ではどんなことをするの?
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