ミキ薬局ホーム > ちょっと立ち寄り情報 > 禁煙指導 > 第7回 女性の喫煙について

禁煙指導


 日本の喫煙率は、少しずつですが低下しています。しかし、その中で唯一、20代女性の喫煙は年々増える傾向にあり、女性全体の喫煙率の増加がみられます。そこで、今回は女性が喫煙することにより、どのような影響が出るのか、お話ししたいと思います。

☆ タバコは美容の大敵です!

 タバコを吸うと肌が荒れやすくなり、くすみ・シミやしわが増えていきます。禁煙すると顔色・肌の調子がよくなったという喜びの声をよく聞きます。

また、口臭の原因となったり、きれいな白い歯の美しさがヤニによって奪われてしまいます。

☆ 女性の喫煙

肌への影響だけではなく、不妊になる危険性、閉経年齢が早くなる、骨粗しょう症になる可能性等多くのリスクが発生します。

☆ 妊娠と喫煙

妊娠中の喫煙の影響は、本人にとどまらず胎児にも影響を与えてしまいます。

流・早産、分娩時の異常、胎児の発育障害(低出生体重児等)、乳幼児突然死症候群等、様々な危険性が高まることが分かっています。

☆ 妊婦の禁煙の効果

母親が妊娠前に禁煙した場合、出生体重は非喫煙者と同じレベルになることが報告されています。また妊娠時に喫煙していても妊娠初期に禁煙すれば、低出生体重、早産、周産期死亡のリスクが低下、妊娠中期〜後期でも禁煙すれば低出生体重のリスクは低下するといわれています。出産後であっても母親が禁煙すれば、母親のタバコによる子供の受動喫煙をなくすことができ、子供が将来喫煙する可能性が減ることがわかっています。さらにどの時期に禁煙しても、母親の喫煙関連疾患のリスクは減少します。

かわいいあなたのお子様の為には、少しでも早い時期の禁煙が一番です。

美容のため、将来のためにも禁煙を始めてみませんか!!