ミキ薬局ホーム > ちょっと立ち寄り情報 > 禁煙指導 > 第20回 よくある質問Q&A(5)

禁煙指導


〜禁煙補助剤について〜

禁煙を始める際、皆さまにあった方法としてパッチやガムなど禁煙補助剤の使用をお勧めすることがあります。今回は、禁煙補助剤を使用した方からのよくある質問をお知らせいたします。

 

 

Q1,自分の吸っていたタバコより、パッチに含まれるニコチンの量が多いのですが、大丈夫でしょうか?

A1,タバコ1本には銘柄にかかわらず、10〜20mgのニコチンが含まれています。「ニコチン:0.1mg」等のタバコの表示はタバコに含まれるニコチン含量ではなく、人工喫煙装置によって測定されたタバコ1本あたりの煙中のニコチン量を示すもので、一概にパッチのニコチン含量とは比較できません。代表的なパッチ剤からのニコチン放出率は24時間貼付で約46〜48%と言われています。一定の血中ニコチン濃度を維持して、しかもタバコを喫煙した時のニコチン濃度を超えないように設計されているそうです。但し、喫煙本数の少ない方や、ふかすように吸う方の場合にはパッチ剤から供給されるニコチン量が喫煙時のニコチン濃度を超えてしまう場合もありますので注意しましょう。

 

 

Q2,禁煙補助剤を使いながら、タバコの本数を減らしたり、弱いものに変えても良いですか?

A2,まずは、禁煙の意志がないと禁煙効果は上がりません。パッチもガムもニコチンが含まれていますが、喫煙時ほどの血中濃度が得られるわけではないのでイライラや集中困難などの不安感を和らげる効果は期待できますが、喫煙したいという欲求を完全に抑えることはできません。ガムでもパッチでも最初の一週間は喫煙したい欲求が出てしまいます。(第15回「吸いたい気持ちをコントロールしよう」を参考にしてください。)この一週間を乗り越えられるかが、禁煙成功の大きな鍵になっています。まずは、禁煙を始める前に、禁煙する理由をもう一度良く考え、禁煙達成への心構えを十分に持ってから、禁煙を始めましょう。

禁煙補助剤をご使用の際は、私たち薬剤師にご相談ください。

あなたに、一番あった方法をご提案し、禁煙のお手伝いをいたします。

 

 

ミキ薬局では、禁煙補助剤(ガム、パッチ)の販売も行なっています。

お気軽にご相談ください。

 

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