ミキ薬局ホーム > ちょっと立ち寄り情報 > 禁煙指導 > 第31回 タバコと税金について

禁煙指導


今回は、タバコと税金についてちょっと見てみましょう。

皆様ご存知の「たばこ税」、実際に購入している価格のうち税金の割合はどのくらいか知っていますか?

 

たばこは、税負担率が6割にものぼる、日本で最も税負担率の重い商品のひとつなのです。

1箱300円のタバコを例にあげてみましょう

国たばこ税:71.04円(23.7%)

地方たばこ税:87.44円(29.1%)

たばこ特別税:16.40円(5.5%)

消費税:14.28円(4.8%)

⇒タバコの税負担合計:189.16円/箱(63.1%)

まさしく実際に支払っている価格の半分以上が税金なのです。

 

例えば、1箱300円のタバコを毎日2箱吸っているとします。

1年間で300円×2箱×365日=¥219000

1箱あたりのタバコ税189.16円×2箱×365日=¥138,086.8(63.1%)

つまり、タバコを吸わない人と比較してこの分多く税金を支払っていることになるのです。

そして、本年10月1日にたばこ税が増税されることが決定しました。

今回は1本あたり3.5円の増税という、過去に例のない大幅な増税です。

先ほどの例より、1日2箱(20本入りとします)=40本を1年間吸うとすると

3.5円×40本×365日=¥51,110の増税となるのです。

¥138,086(既存の税金)+¥51,110(増税)=¥189,196ものたばこ税を年間に支払うことになります。

これはタバコを吸っていなければ全く支払わなくて済む税金です。

しかもタバコが原因で病気になったら・・・莫大な医療費も支払うことになります。

この分のお金を、タバコをやめて他のことに使えたら素敵だと思いませんか?

今年度に控える増税をきっかけに、経済的な面から禁煙を考えてみるのもいかがでしょうか。

タバコはまさしく「百害あって一利なし」です。

次回は、6/8サポート例とワンポイントアドバイス(9)です!