ミキ薬局ホーム > ちょっと立ち寄り情報 > 禁煙指導 > 第44回 サポート例とワンポイントアドバイス(15)

禁煙指導




今回は、禁煙外来にかかりチャンピックス(禁煙補助薬)の服用を開始したTさんのサポート例をご紹介します。残念ながら禁煙に失敗してしまった例です



70代男性



ブリンクマン指数(1日の喫煙本数×年数):60本×20年=600



【1回目】



Tさん:禁煙することになりました。今は1日1箱くらいです。



薬剤師:最初の1週間でタバコの本数を減らしましょう。人によっては気分が悪くなることがあります。そのため食事の後に服用しましょう。口寂しい時は歯磨きをしたり、氷を食べる等して対応しましょう。



【2回目】胃薬が追加になりました。



Tさん:なんとなく気持ちが悪いんです。食欲が落ちてしまいました。だから胃薬をだしてもらいました。実は・・・タバコはまだやめられていないんです。先生にもやめないと意味がないと言われているんですが・・・。吸ってもおいしくないんですけどね。



薬剤師:ご家族のサポートや理解も大切です。ご家族の方にも協力してもらいましょう。体調の変化は先生にお伝えするように。



 



【3回目】



Tさん:胃の調子が悪くて体重が減ってしまいました。しばらく薬の服用をやめたら食欲も出てきて元気になりました。先生にお話しして1日1錠を飲むことになりました。タバコは減ってはいますがまだやめられていません。禁煙を続けるか家族で話し合うように言われました。



薬剤師:ご家族の協力と理解も必要です。今後禁煙を続けるかよく話し合ってくださいね。



*高齢ということもあり体調を崩しながら禁煙を続けるべきかは難しい判断になるでしょう。



・禁煙を続ける場合、環境や食事の管理などご家族のサポートは不可欠です。



・中断する場合、今までの努力を無駄にしないためにも、今以上本数を増やさないように心がけるといいでしょう。 



★★☆☆ワンポイントアドバイス☆☆★★


チャンピックスは服用開始1週間目でタバコの本数を減らし、2週目からは喫煙本数をゼロにして服用するのが本来の飲み方です。



 Tさんはチャンピックスを服用開始後、タバコをおいしく感じなくなったにも関わらず吸っていました。



チャンピックスの服用開始後、気分が悪くなってしまったためにきちんと服用量を守れなかったことが原因かもしれません。



禁煙に失敗してしまっても・・・



①なぜ、吸ってしまったのか原因を明らかにする



②過去の失敗を振り返り、その経験を次に生かせるように考える



                                   ↓



禁煙外来で、このような点をふまえて、先生と相談してみましょう。もちろん、私たち薬剤師にも気軽に相談して下さい!! 



禁煙成功者は成功までに数回は失敗を経験しています。



2~3度の失敗は当たり前くらいに考えましょう。



 



下記の店舗で禁煙相談を行っています。



どのようなことでもお気軽にご相談ください。



★★☆☆★★禁煙相談実施店舗★★☆☆★★



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次回は第45回 日本の喫煙率の現状~禁煙の時代の流れ~です