ミキ薬局ホーム > ちょっと立ち寄り情報 > 禁煙指導 > 第83回 「軽いタバコ」なら大丈夫?!

禁煙指導


まだまだ寒さが厳しく、インフルエンザもはやっていますが、皆様体調を崩されていないですか?

 

今回は「軽いタバコ」についてお話しようと思います。

禁煙を希望する方の中には、

「まずは軽いタバコに変えてみよう♪」とお考えになる方もいらっしゃると思います。

ちょっと待って下さい!!そこには大きな落とし穴があることをご存知ですか?

 

「軽いタバコ」と称されるタバコとは何でしょう…。

「重さが軽い」なんて考える方はいないはず。

でも「体にやさしい」「害が少ない」「口当たりが軽い」と思われている方が多いでしょう。

 

タバコのパッケージに表示されているニコチン、タール量は「標準的国際人口喫煙条件」という

非現実的な条件の元、機械で測定した数値です。

タバコ1本を機械に差し込み、1分間に1回(1回あたり35ccの煙を2秒間)だけ吸い込んで、

3cmの吸い殻を残した場合の煙に含まれるニコチン、タール量のことです。

個人差があると思いますが、35ccという量は実際の喫煙者がかなり軽く吸い込んだ量(約半分?

されています。

  

そこで大きな落とし穴が!!

【落とし穴その1】喫煙者には自己調節機能が働くということ

自己調節機能とは、喫煙者は自分好みのニコチン濃度を知っていて、

血液中のニコチン濃度を自分レベルに保とうとすることです。

 

よって「軽いタバコ」に変えても

①  本数が増えてしまう

②  これまで以上に深く吸ってしまう

③  灰皿に残る吸い殻が短くなった

④  無意識のうちにタバコのフィルターの穴を口や指で塞いでいる

(フィルターの周囲に多数の小さなミシン目のような穴があいていて、そこから空気が流入し、

吸うと煙が希釈される作りになっています)

 

⇒結果、ニコチン、タールの量はほとんど減っていないことに!

 

【落とし穴その2】ニコチン、タール以外の有害物質(主に一酸化炭素)が逆に増加!

欧米では1980年代に、軽いタバコに切り替えた時、逆に一酸化炭素の量が増えたというデータも示されていたようです。

本数が増えたり、深く吸い込むようになったことが原因の一つなのでしょう。

 

※※今回のブログを読んで下さった皆様へ※※

「軽いタバコに切り替える」という選択肢をなくして下さい!!

「吸う」か「吸わない」どちらか一つ!!

「吸わない」を選択して頂けることを願っています!!

 

ミキ薬局では皆様の禁煙を応援しています。お気軽にお声掛け下さい。

 

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