ミキ薬局ホーム > ちょっと立ち寄り情報 > 禁煙指導 > ニコチンパッチのかぶれの対策と予防

禁煙指導


夏に向けてどんどん暑くなってきて、汗をかくことが多くなりますよね。

熱中症にならないように、水分補給をこまめにして予防しましょう。

 

 

 

禁煙補助薬には内服薬、ガムやパッチがあります。ニコチンを含有するパッチを

使用する場合、汗がかぶれの原因となることがあります。快適に禁煙できるように、今回はかぶれの原因とその対策についてお話したいと思います。

 

ニコチネルTTS、ニコチネルパッチなどに含まれている主成分のニコチンは皮膚を刺激する性質のある物質のため、使用することで、かゆみ、ヒリヒリ感(痛がゆい)、赤み、水泡などのいわゆるかぶれ、皮膚炎を起こす可能性があります。

 

皮膚炎のほとんどはパッチをはがしてから24時間以内に消えることが多いようですが、禁煙をすすめる中で副作用に煩わされるのはうれしくないですよね。

 

ニコチンパッチを使用するうえでの副作用とその予防法をあらかじめ知っておくと禁煙が少しでも楽に続けられるのではないでしょうか。

 

予防には次のような方法が挙げられます

  1. 同じ場所に続けて貼らない

    →毎日少しずつ貼る場所をずらしましょう

  2. 肌の状態が良い、健康な皮ふに貼る

    →赤みやかゆみ、傷などのある場所は避けましょう

  3. 普段から皮膚の状態を正常に保つ

    →肌が弱っているとかぶれも出やすくなります。お風呂でごしごしこすりすぎたりしないようにしましょう

  4. 剥がすときは丁寧に

    →丁寧に剥がすことで、皮膚の負担がやわらげられます。ゆっくり丁寧に剥がしましょう

  5. 剥がした場所・翌日貼る場所を保湿する

    →肌が乾燥していると、かぶれが出やすくなります。剥がした場所はその日のうちに保湿しておきましょう。また、翌日貼る場所を保湿しておくとよいでしょう。

    (なぜ翌日かというと、当日貼る場所に保湿剤などのローションや汗、石鹸かすなどがついていると、パッチを貼ったあとにはがれやすくなってしまうからです。貼る場所の汗やよごれはきれいにしてから貼るようにしましょう。)

 

以上を気を付けて使用するだけでも、かぶれが出る可能性が低くなります。

注意していても皮膚症状の副作用が出てしまう場合には、かゆみ・炎症止めの外用薬や、内服薬などを併用することでパッチを続けられることも多くあります。

医師に相談し、必要に応じて皮膚科などを受診しましょう。

 

せっかくの禁煙、補助薬を効果的に使用して、禁煙を成功に導きましょう!

 

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