化粧品
【田端スキンケア】皮膚と栄養㉟ 温度と痛みの感じ方
2021.08.17
皆さんこんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
前回に続き、温度と痛みの感じ方に関するお話です
熱いアイロンやフライパンに触れた時、とっさに耳たぶを触りませんか?
これは体温の低い耳たぶを触ることで、熱や痛みを和らげようとする反応です
・温度覚(熱感を感じる温覚と冷感を感じる冷覚)
・痛覚
は、同じ神経経路を通り脳に届いて認識されるため、相互に関連します(温痛覚)
例えば皮膚の火傷や傷など炎症による痛みは
冷却が患部の炎症の拡大を抑えるのはもちろんですが
冷感が痛覚を緩和・鎮静します
急性の炎症による腰痛も同様に、冷湿布やアイシングによる冷却が有効です
逆に、こうした部位を加温してしまうと血流を促進し
炎症を拡大したり脈動によって感覚が刺激されると共に
温感が痛覚を増強します
血行不良による痛みも、上の例とは反応が異なりますが温痛覚の影響を受けます
例えば、筋肉の緊張による血行不良が原因の腰痛や肩こりや
冷えによる腹痛や手足のしびれ・痛みは
・皮膚表面からの温湿布・使い捨てカイロ・入浴
・温かい飲食物の摂取
・消化吸収が早い、高カロリー食品や食後体温産生量の多いたん白質食品
などの飲食物摂取による熱産生
といった加温・温感によって血流を促進し、痛覚を緩和します
なお、歯の知覚過敏による痛みの場合は飲食物の温度を常温に近付け
温痛覚への刺激を回避した上で、早めに対策をとりましょう!
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