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【MikiLuce(田端スキンケア改め ミキルーチェ)】皮膚と栄養㊹ コラーゲン

2021.08.27

皆さんこんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

今回は『皮』にまつわる食べ物のお話です

サイレント映画のシーンで、食べ物がいよいよ無くなりやむを得ずチャップリンが

革靴を煮て食べようとするシーンはご存知ですか?

動物や魚の皮やウロコ、腱や軟骨、骨髄などには、たん白質であるコラーゲンが豊富です

長時間加熱する事でコラーゲン繊維が変性し軟化するため、理屈上食べることは可能です

(原料や加工に使う薬品が食用ではないため、くれぐれもマネは厳禁です!)

牛すじの煮物や軟骨動物や魚の皮を原料としたゼラチン(ゼリーやマシュマロ)

煮魚の皮を刻み、煮汁に浸して冷やし固めた煮こごり などはコラーゲンたっぷりです

(注:コラーゲンが加熱により変性し、構造が崩れるとゼラチンになります

   コラーゲンとはゼラチンは構造上、厳密には異なるものですが

   一般食品からコラーゲンを摂る場合、上記のようにほぼ加熱調理されます

   このため食品成分としては、加熱加工前の原材料表記「コラーゲン」が許容されています)

 

口から摂ったコラーゲンはそのままの形で皮膚に届き利用されるわけではありません

消化液によってコラーゲンの小さなかたまり(コラーゲンペプチド)や、さらに

たん白質の構成成分であるアミノ酸のレベルまで分解された後に吸収され

全身の各組織に運ばれます

アミノ酸は皮膚の原料となり、コラーゲンコラーゲンペプチドは皮膚の線維芽細胞の

増殖を促します。また、皮膚の保水性を高めハリを増すはたらきもします

またコラーゲンは分子が大きく、そのまま肌に塗っても肌の最表の角質に浸透しませんが

あるレベルまで小さく分解されたコラーゲンペプチドは、角質層の下の表皮組織までの

浸透は可能です

 

話は変わりますが餅菓子の求肥は、中国から『牛皮(ぎゅうひ)』の名で伝わりました

その頃のこの菓子の色や感触が、なめした牛革のようであったのが名の由来とされます

けれども当初の日本では仏教の影響で肉食をしないため、『求肥』の字を当てたとのこと

なめした牛皮のコラーゲン組織は、求肥のようにしなやかだったのでしょうか・・・?

                          

 

 

 

 

 

 

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