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【MikiLuce(ミキルーチェ)】皮膚と栄養㊾ 断食

2021.09.02

皆さんこんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

断食をすると体調が良くなる!肌の調子が良くなる!

という話を、なぜか最近よく耳にします

極端な健康法ですが、その分体験談を聞くと好奇心から魅力を感じるのも確かです

★ 胃腸を休ませることで、断食後に消化吸収力が向上するように感じられる

★ 活発に活動する胃腸のために使用されるエネルギーや栄養素が

  肌やその他の組織の新陳代謝のために利用できる

★ 空腹による刺激で腸の動を活発にし、排便が促されデトックスになる

  (腸に停滞する不要物から生じるや体に有害な成分の腸管吸収を妨げる)

といったことがあるようで、一理あります

                         

けれども、断食直後に主観的に調子が良く感じられる可能性はあるものの

長期的にみると栄養素の一時的な欠乏が

その後の肌や全身の健康状態に悪影響を及ぼす可能性が高いといえます

その理由はコチラ↓です

断食中は飲食物から摂取できる水分約2.2リットルの充足が難しくなります

肌に必要なたん白質、ビタミンやミネラルの中で体内で生成できる成分は

 ごく一部に限られます

人体は、血液成分中のカルシウムが不足すると骨から溶出して補ったり

 エネルギーの摂取不足を補うために筋肉のたん白質を分解利用して補います

体内組織からの溶出や分解で補われた成分は

 血管内壁に付着して硬くもろくしたり、腎臓のろ過機能に多大な負担をかけます

断食中に不足した鉄・カルシウムなどのミネラルやビタミンの挽回は

 期間や摂取量など、現実的には難しいものが多いです

 体内に蓄積が難しい水溶性栄養成分では尚更です

 

このため、医師の判断によって『断食の必要性』がリスクよりも高く

安全を常時確認をしながら行うといった場合を除けば

自己流の断食は、差し控えた方が良いでしょう

 

 

 

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