たべ新聞

0

化粧品

【MikiLuce(ミキルーチェ)】皮膚と栄養 51 水(洗浄・保湿)

2021.09.04

皆さんこんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

人は昔から病を防ぐために試行錯誤を繰り返してきました

その多様な健康法の中には、一理あるものの現在の医学・医療の見地からは

適切とされない方法も多く存在したようです

その昔、病は皮膚から入ってくると考えられていました。

例えば西欧では病は河川や池、沼などの水の中に潜んでいると考えられ

水で肌を濡らすことによって病気に罹ると信じられていました

このため、肌の汚れを拭うことはあっても体を洗う機会は少なく

極めて不衛生な状況でした

                      

体臭は衣類を煙で燻したり香水・香料を用いることで紛らわせました

この現代とは真逆の衛生観念が、ペストやコレラなどの疫病の大流行を

招くことになります

この時、芳香が疫病を遠ざけると広く信じられていたのですが

実際には、高価な香水や香料を利用できる経済的余裕のある者は栄養状態も良く

ある程度の免疫力を保つことが出来たためであったとも考えられます

西欧で水による皮膚の洗浄が避けられた理由にはもう一点

硬度の高い水や澱んだ水が多く水資源が限られており

飲料水の確保が困難で最優先されたこともあったようです

水資源に恵まれた地域で古くから入浴や洗濯、熱湯による衣類の煮洗いなどが

日常的に行われていた状況とは対照的です

スキンケアの基礎である肌の洗浄と保湿には、水が必須です

水は体内でもや全身の組織に栄養を届け

老廃物や不要物を回収して体外に排出するために不可欠です

安全で美味しい水に感謝し、体の内・外から十分に利用したいものです!

たべ新聞

2024.04.23化粧品
【皮膚と栄養】583 海藻の化粧品成分(マンニトール)
2024.04.22化粧品
【皮膚と栄養】582 海藻の化粧品成分(トレハロース)
2024.04.20化粧品
【皮膚と栄養】581 海藻の化粧品成分(フコイダン)
2024.04.19化粧品
【皮膚と栄養】580 海藻の化粧品成分(カラギーナン)
2024.04.18化粧品
【皮膚と栄養】579 海藻の化粧品成分(寒天)
2024.04.17化粧品
【皮膚と栄養】578 海藻の化粧品成分(アルギン酸)
2024.04.16化粧品
【皮膚と栄養】577 海藻類
2024.04.15化粧品
【皮膚と栄養】576 バナナ
2024.04.13化粧品
【皮膚と栄養】575 トウモロコシ(玉蜀黍)
2024.04.12化粧品
【皮膚と栄養】574 オクラ

続きを見る

ページの先頭へ

季節のこんだて

ミキ薬局おすすめ

健康のレシピ

スポーツ栄養