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【MikiLuce(ミキルーチェ)】皮膚と栄養 53 塩と皮膚
2021.09.07
皆さんこんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
食品を肌に直接用いる美容法が時々流行するようです
少し前には『塩もみダイエット』 が流行りました
ひとつかみの食塩でおなかまわりや二の腕など、皮下脂肪の多い場所をもむと
塩粒のマッサージ効果で血行・代謝が促進され
さらに浸透圧(!)によって水と共に老廃物を排出、むくみを解消して
肌もツルツルになるのだそうです
全身を15~20分かけて塩もみし、その後20分位入浴すると
新陳代謝が高まり、発汗量も増すそうです
けれども、浸透圧・・・キュウリの塩揉みとヒトの皮膚はワケが違います !!
また、塩はカドのある結晶体です
塩による摩擦は、肌に微細な傷をたくさん作ってしまいます
皮下脂肪の層にマッサージの刺激が届くより先に
皮膚のバリア機能が損なわれてしまいます
なお、肌がツルツルになる印象は、歯ぐきを引き締める塩入り歯磨き粉と同様に
塩による収れん(引き締め)作用によるものと考えられます
塩もみのかわりに、塩を溶かしたお湯に入浴する方法でも同じ作用は得られます
ヒトの粘膜や皮膚はとてもデリケートです
歯磨き粉にも『強い摩擦を避けるように』との記載があります
アンズや桃の種を粉砕したスクラブ入りの洗浄料の場合も同様に
こすり洗いを避けるなどの注意書きがされています
使用上の注意を確認し、肌は優しく、大切にお手入れをしましょう
たべ新聞
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