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【MikiLuce(ミキルーチェ)】皮膚と栄養54 ポリフェノール

2021.09.08

皆さんこんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

野菜や果物は皮の周辺に体に良い成分が多い、と聞いたことがありませんか?

野菜や果物などの植物は葉に日光を受け光合成し、養分を作って実や茎や根に蓄えます

これを昆虫や動物、人間が食べて、栄養源とします

これらの栄養源となる部位を探し、十分な量を採取して摂取できるように

昆虫や動物や人間の感覚は、香りや色や味などに好ましさを感じるようにできています

例えば花の香りや蜜の甘味、果実の色や果肉の味に食欲をそそられ、美味しく感じます

植物は受粉のために花の香りや蜜で昆虫を誘い

成熟した種子を運んでもらうために動物や鳥に果肉を食べさせて

行く先でフンと共に種を地面に落としてもらいますが

未成熟な種子や、種子を育てる栄養を集める葉や茎や根、実を

無防備にただ食べられていては種の存続が出来ません

そこで種子成熟までの間、栄養を蓄える途中の果実や茎や葉の表面(皮)に

食べると刺激を感じたり体に蓄積すると害になる『アク』成分を備え

外敵から身を守るようになりました

これは野菜や果物独特の風味も作り出しています

 

また、この『アク』成分には、日光の紫外線により遺伝子が受けるダメージを防ぐ

働きをするものもあります。これが、『ポリフェノールという色素成分です

人間の皮膚のメラニン色素と共通した働きをしていますね!

ポリフェノールには抗酸化作用があり、人体の健康にとって有益な成分として注目され

サプリメント製品なども製造されています

なお、日常的な摂取量でポリフェノールが人体に害を及ぼす心配はまずありません

品種改良や皮むきや調理工程で、過剰なアク成分は除去されるためです

露地栽培でたっぷり日光を浴びて育った旬の野菜や果物にはポリフェノールが豊富です

ふだん何気なく皮をむいて食べている食品も、たまには皮ごと食べてみませんか?

 

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