たべ新聞

0

化粧品

【MikiLuce(ミキルーチェ)】皮膚と栄養 57 栄養吸収率の調整

2021.09.11

皆さんこんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

肌や身体の健康のため、ビタミン や ミネラル を積極的に摂っている方が多いと思います

栄養士は『摂り過ぎることは無いのか?』との質問を受けることがあります

結論から申し上げると、通常の食品を摂るレベルではビタミン・ミネラルの過剰はまず

起こりません

まず水溶性成分は体内に蓄積できず、お小水や汗や便によって日々排出されます

脂溶性成分は、油脂と一緒に摂ると吸収率が高まり、肝臓をはじめとする脂質のある

全身の組織に蓄えられ、利用されます

脂溶性栄養素の代表はカロテン、ビタミン Aです

ビタミンEは唯一、過剰による副作用が生じないビタミンです

カロテンは体内でビタミンAに変換されてから利用されますが

ビタミンAが体内に充分に備蓄されていると吸収・変換・利用に進みません

また、脂溶性ビタミンはいずれも極端な食べ方(肝臓の多量摂取など)を

しない限り過剰を生じることはまず有りません

                     

例えばこれからミカンの出回る時期となりますが、実際にミカンの食べ過ぎで

皮膚が黄色くなることがあります。これはカロテンの摂取増加によるものです

肝臓のダメージによる黄疸のような、病的なものではなく

黄疸のように白目も黄色くはなりません

この状態には「柑皮症」という名称があります

皮膚の色もいずれ元に戻りますのでご安心下さい

なお、果物の食べ過ぎは糖質・エネルギーの過剰摂取になります。注意しましょう!

ひとつ付け足すと

食品のカルシウムも、体内に十分な量が有ると吸収率が低下するミネラルです

このように、微量栄養素は体内で非常に精妙な仕組みで代謝され、健康に役立っています

 (*鉄やカルシウムは不足になる場合が圧倒的に多いため、コツコツ摂取しましょう)

 

 

 

たべ新聞

2025.02.22健康のレシピ
【皮膚と栄養】782 花粉症対策⑦ 禁酒・節酒
2025.02.21健康のレシピ
【皮膚と栄養】781 花粉症対策⑥ ミネラル 
2025.02.20健康のレシピ
【皮膚と栄養】780 花粉症対策⑤ ビタミン  
2025.02.19健康のレシピ
【皮膚と栄養】779 花粉症対策④ 脂質・たん白質の摂り方Ⅱ
2025.02.18健康のレシピ
【皮膚と栄養】778 花粉症対策③ 脂質・たん白質の摂り方Ⅰ
2025.02.17健康のレシピ
【皮膚と栄養】777 花粉症対策② 腸内環境を整える
2025.02.15健康のレシピ
【皮膚と栄養】776 花粉症対策① 内と外からのスキンケア 
2025.02.14健康のレシピ
【皮膚と栄養】775 チョコレート④  低糖質チョコレート 
2025.02.13健康のレシピ
【皮膚と栄養】774 チョコレート③ チョコレートの種類 
2025.02.12健康のレシピ
【皮膚と栄養】773 チョコレート② カカオの栄養 

続きを見る

ページの先頭へ

季節のこんだて

ミキ薬局おすすめ

健康のレシピ

スポーツ栄養