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【MikiLuce(ミキルーチェ)】皮膚と栄養 60 温泉の効能
2021.09.15
皆さんこんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
日ごとに涼しくなってきました
ゆっくり湯船に浸かるのが心地よくなる季節です
温泉に入ると湯冷めしにくく、体が芯から温まるのはなぜでしょう
温泉の泉質は水道水に比べ、ナトリウムやカルシウム、マグネシウムや硫黄などの
ミネラル(鉱物)成分を豊富に含んでいるためです
温泉水は皮膚の表面に薄くミネラルイオンの膜をつくります
また皮膚の収れん(引き締め)作用により、気化熱(水分と熱の放散)を抑えます
他に、炭酸ガスの気泡によるマッサージ効果で血行促進作用も有ります
これらの作用によって湯冷めを防ぎ、皮膚の血行を促進し、酸素や栄養の供給や
老廃物・不要物の回収を円滑にするのはお肌の健康にとても好ましいことです
なお、温泉浴の後で水道水のかけ湯をするとせっかく皮膚を覆ったミネラル成分を
洗い流してしまうことになるため、かけ湯にも温泉水の使用をお薦めします
(入浴後の水分補給も十分に行いましょう!)
なお、私たちが口にする食物(乳・卵・動植物)のほとんど(精製加工前の状態)には
温泉水と同じミネラル成分が『栄養成分」として存在します
それは、水・エサ・土壌からの養分などを介して取り込んだ地殻のミネラル成分を
体内で有益に利用できるよう進化したためです
ミネラルウォーターも、岩盤や土壌中でろ過される過程でミネラル成分が溶け込んでおり
現代では自分の好みや体調に合うものを選んで利用することも出来ます
皮膚の外側・内側から地球の栄養を吸収し、快適に秋・冬を過ごしましょう!
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