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【皮膚と栄養】291 栄養と皮膚炎⑤ 亜鉛不足
2022.11.07
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
栄養素の過不足は、皮膚の炎症を招く場合があります
今回は、亜鉛不足による皮膚炎についての紹介です
亜鉛はたん白質の合成に関わるミネラルです
また、成長ホルモンの分泌にも関わっています
このため、亜鉛が欠乏すると、全身の発育や新陳代謝に影響が生じるのですが
目に見えて変化が認め易いのが、皮膚や爪、髪、粘膜などの末梢組織です
消化器の粘膜が影響を受けると、*栄養の消化吸収や、便通にも(*下痢)支障を生じ易くなります
皮膚においては、口回りや肛門周辺、手足の指先を中心に生じる皮膚炎が特徴的です
また、*傷のなおりが悪くなったり、*貧血の要因にもなります
これら*は、間接的に皮膚のコンディションを不調にする誘因となります
亜鉛といえば、もっぱら味覚障害を招く点が注目されがちですが
このように全身に関わる重要な働きをする栄養素です
亜鉛は牡蠣や牛肉・豚肉、カツオやサバ、イワシ、ナッツ類などに多く含まれます
日常の食事でこまめに摂りましょう
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