化粧品
【皮膚と栄養】689 食品由来の化粧品成分60 プニカ酸
2024.10.01
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
化粧品成分には、食品に含まれる成分が抽出・精製され、広汎に利用されています
数回シリーズで、それらのご紹介をします
今回は不飽和脂肪酸の一種であるプニカ酸です
プニカ酸は炭素数18個の長鎖脂肪酸で、鎖状に連なった炭素の5番目に1つ目の二重結合があるオメガ‐5脂肪酸です
自然界でプニカ酸を含む動植物は少なく、ザクロの種子から採った油の脂肪酸においては75%を占める脂肪酸です
ラットによる研究では、プニカ酸の投与による発がん抑制や、脂質代謝・免疫機能の活性化などが報告されており、人体に対する機能の解明が期待されています
化粧品成分としては、ザクロ種子油がエモリエント成分として製品に添加されています
プニカ酸自体は二重結合が3つある多価不飽和脂肪酸のため、本来は酸化し易いです
しかしザクロ種子油に含まれるビタミンEにより自動酸化を免れ、その機能が皮膚に対して発揮されると考えられます
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