化粧品
【皮膚と栄養】637 食品由来の化粧品成分⑧ レシチン
2024.07.13
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
化粧品成分には、食品に含まれる成分が抽出・精製され、広汎に利用されています
数回シリーズで、それらのご紹介をします
今回はレシチンです
レシチンは生物の全ての細胞の生体膜を構成し、リン脂質を主とする成分です
大豆や卵黄に多く含まれ、水性成分・油性成分を細粒状にして均一に混和する乳化作用があります
例えばマヨネーズは、原料の卵黄に含まれるレシチンによってなめらかで均等な口当たりが保たれています
そして、チョコレートやマーガリンなどの加工食品には乳化剤として主に大豆レシチンが利用されています
それだけでなく、大豆や卵黄のレシチンは医薬品・サプリメント・加工食品・スキンケア製品等に幅広く使用されています
また、皮膚においては、表皮のレシチンが汗と皮脂を乳化させ、皮膚を保護する皮脂膜をつくります
スキンケア製品においては、化粧品成分を角質の細胞間脂質に浸透させ、角質層の水分量を増やしてバリア機能を保持します
また、他に添加された界面活性剤の刺激性を和らげる働きもあります
このようなスキンケア製品へのレシチンの使用実績は50年にも及び、安全性が認められています
このため、現在ではあらゆる肌質の方に向けた製品に添加されています
化粧品
- 2025.10.10化粧品
- 【皮膚と栄養】939 麹
- 2025.10.09化粧品
- 【皮膚と栄養】938 カシューナッツ
- 2025.10.08化粧品
- 【皮膚と栄養】937 アーモンド
- 2025.10.07化粧品
- 【皮膚と栄養】936 食べる調味料
- 2025.10.06化粧品
- 【皮膚と栄養】935 リンゴ酢
- 2025.10.04化粧品
- 【皮膚と栄養】934 レモン
- 2025.10.03化粧品
- 【皮膚と栄養】933 魚醤
- 2025.10.02化粧品
- 【皮膚と栄養】932 香味野菜
- 2025.10.01ミキ薬局からのお知らせ
- 【2025年10月】田端店栄養相談のお知らせ
- 2025.09.30化粧品
- 【皮膚と栄養】931 油脂による減塩効果