たべ新聞

0

化粧品

【皮膚と栄養】637 食品由来の化粧品成分⑧ レシチン

2024.07.13

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

化粧品成分には、食品に含まれる成分が抽出・精製され、広汎に利用されています

数回シリーズで、それらのご紹介をします

今回はレシチンです

 

レシチンは生物の全ての細胞の生体膜を構成し、リン脂質を主とする成分です

大豆や卵黄に多く含まれ、水性成分・油性成分を細粒状にして均一に混和する乳化作用があります

例えばマヨネーズは、原料の卵黄に含まれるレシチンによってなめらかで均等な口当たりが保たれています

そして、チョコレートやマーガリンなどの加工食品には乳化剤として主に大豆レシチンが利用されています

それだけでなく、大豆や卵黄のレシチンは医薬品・サプリメント・加工食品・スキンケア製品等に幅広く使用されています

また、皮膚においては、表皮のレシチンが汗と皮脂を乳化させ、皮膚を保護する皮脂膜をつくります

スキンケア製品においては、化粧品成分を角質の細胞間脂質に浸透させ、角質層の水分量を増やしてバリア機能を保持します

また、他に添加された界面活性剤の刺激性を和らげる働きもあります

このようなスキンケア製品へのレシチンの使用実績は50年にも及び、安全性が認められています

このため、現在ではあらゆる肌質の方に向けた製品に添加されています

 

化粧品

2025.05.14健康のレシピ
【皮膚と栄養】832 身体を守る 匂い
2025.05.13健康のレシピ
【皮膚と栄養】831 身体を守る色③
2025.05.12健康のレシピ
【皮膚と栄養】830 身体を守る色②
2025.05.10健康のレシピ
【皮膚と栄養】829 身体を守る色①
2025.05.09健康のレシピ
【皮膚と栄養】828 夕食の摂り方
2025.05.08健康のレシピ
【皮膚と栄養】827 昼食と間食の摂り方
2025.05.07健康のレシピ
【皮膚と栄養】826 朝食の意義
2025.05.02健康のレシピ
【皮膚と栄養】825 皮膚の潤いと栄養補給
2025.05.01健康のレシピ
【皮膚と栄養】824 皮膚の保湿によるトラブル回避
2025.04.30ミキ薬局からのお知らせ
【2025年5月】田端店栄養相談のお知らせ
ページの先頭へ

季節のこんだて

ミキ薬局おすすめ

健康のレシピ

スポーツ栄養