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【皮膚と栄養】766 あんこう(鮟鱇)・たら(鱈)  

2025.01.29

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

今回は冬が旬のあんこう(鮟鱇)と、たら(鱈)のお話です

いずれも冬が旬で、脂質の少ない淡泊な白身の美味しい魚です

古くから、冬の貴重なたん白源として、日本人の皮膚や身体の健康を支えてきました

 

あんこうは太平洋側で獲れる深海魚で、白身と大きな肝が特徴です

身には脂質が少なくビタミンB群が多く含まれます 

また、肝には脂質が多く脂溶性のビタミンAやD、鉄分が豊富です

たらには、助惣鱈(スケソウダラ=スケトウダラ)と真鱈(マダラ)があります

北海道~東北沿岸が主な漁場です

スケソウダラは安定した収量があり安価で多量に調達できるため、養殖技術もありますが)100%が天然ものです

その身は水分が多く崩れやすく鮮度が落ち易いため、冷凍の状態で揚げるフライの切身に、また、塩を加えると粘りを生じるたん白質(ミオシン)を多く含むため、かまぼこ・はんぺん等の練り製品に幅広い用途があります

また、乾物の『棒鱈』もスケソウダラです

魚卵はタラコや明太子などの塩蔵品に加工されます

マダラは鱈鍋などに利用されます

マダラの魚卵は乳児の腕ほどのサイズで黒い膜の中に詰まっており、『真鱈の子』としてタラコとは区別されます

黒い卵膜を外してしらたきと共に煎りつけた『子和え』が一般的な利用方法です

マダラの白子も吸い物やムニエルするとクリーミーで上品な味わいです

なお、白子は100g中に40g以上のたん白質を含むため、もっと普及して欲しい食材です

(切身に含まれるたん白質は、100g当たり約17gです)

鱈は大食いな魚で、釣り上げると腹の中に食べた魚が詰まってパンパンになっています

たくさん食べることを『たらふく(鱈腹)』というのは、この状態が由来なのだそうです

 

 

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