たべ新聞

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健康のレシピ

お肉を食べよう②

2011.10.17

たんぱく質

 肉を加熱すると色が不透明になり、白っぽくなり固まります。これは肉の主となる栄養素の『タンパク質』の性質によるものです。

 この性質を活かし、加熱調理の際には、器具や油・水をあらかじめ高温にし手おきましょう。肉の表面を加熱凝固することで、内部の水分や脂肪や旨味が流れ出てしまうのを防ぐことができます。

 タンパク質は穀類・大豆などの植物性食品や、肉・魚・卵・乳などの動物性食品に幅広く含まれます。

 また、タンパク質は多様なアミノ酸の組合せでつくられ、動植物の種類によって、その組成は異なります。

 人間も動物なので、人体に取込み利用しやすいのは、組成が近い動物性タンパク質です。

 肉・魚・卵・乳製品といった動物性食品のタンパク質には、人間が体内で合成できず、食物からの補給が必須のアミノ酸も豊富です。

 なお、植物性のタンパク質は、動物性のタンパク質と組合せて食べると、体内での利用効率が高まります。両方をバランスよく食べることをおすすめします。

 お肉控え目の「アッサリした食事」は体に優しいイメージがありますが、体をつくる質の良いタンパク質の不足に注意する必要があります。

 むやみお肉を避けず、上手な利用方法を考えましょう。

 

 

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