たべ新聞

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健康のレシピ

乳・乳製品を食べよう⑨

2011.11.02

ちょっと変わった世界の乳製品とその使い方�

生姜牛乳プリン: 

 中国発祥の、生姜の酵素で乳を固めた菓子です。

 一定温度に加熱した乳を、生姜汁の入った器に勢い良く注ぎ入れ、よく混ざり合うようにします。

 この時、生姜の酵素が乳を固める力はとても不安定なため、かき混ぜることはせず、乳が自然に固まるのを待ちます。

 温度や牛乳に対する生姜汁の割合、牛乳の混ぜ方など、いくつかのポイントがあるようです。

 生姜の酵素の力が不安定なため、現地ではタンパク質量の多い水牛乳の方が、牛乳よりも固まりやすいとされています。

 日本国内ではテレビ番組で紹介されてから知られるようになり、ネット上でもさまざまに工夫されたレシピが紹介されています。

 

蘇(そ):

 仏教などと共に渡来し、日本で作られていた数少ない乳製品の一つです。

 多量の牛乳を長時間かけて煮詰めて固めたもの、または加熱して表面に出来た膜を集めて塊にしたものとされています。

 多量の乳の、栄養や滋味が凝縮されています。

 また、農耕に使う牛を育てる貴重な栄養源の乳や燃料、手間を結晶のため、とても貴重な品でした。薬のような扱いをされていたようです。

 

 しかし日本ではその後、乳・乳製品の食文化が発展しなかったため、製法は忘れられ、近年になって研究者が資料をもとに製法を再現し、注目されました。

 現在、地域おこしの目的などで、小規模に製造・販売が行われています。

 

 

 

 

 

          

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