たべ新聞

ちょっと驚きの健康増進対策が施行されました

　エネルギー過剰摂取の進む各国では、国民の健康を守るために次のような健康増進対策が始められています。 

２０１１．９〜　ハンガリー　「ポテトチップス税（通称）」

　ハンガリーでは、塩分、糖分、カフェイン含有量の高い食品への課税が始まりました。

　袋入りのスナック菓子やクッキー、炭酸飲料、栄養ドリンクなどが対象となります。

　日本円に換算すると、

・糖分の多い清涼飲料　　　２円/L

・栄養ドリンク　　　　　　　105円/L

・ケーキやクッキー　42〜84円/kg

が設定されています。

　ソーセージやサラミ、ラードなど、伝統的な食事に不可欠な食材への課税は今回見送られています。

２０１１．１０〜　デンマーク「脂肪税（ＦＡＴ　ＴＡＸ）」

　デンマークでは飽和脂肪酸を２．３％以上含む食品に対し、飽和脂肪酸１ｋｇあたり220円の課税が始まりました。

　バターやクリームなどの乳製品、マーガリンやショートニング、カカオバターといった植物性固形油脂を含む菓子やチョコレート類、肉類などが対象となります。

　例えばバターは日本円に換算すると、115円/ｋｇの課税となり、消費量の１５％減少が試算されています。

米国

米国でもソフトドリンク（清涼飲料）に対する「肥満税」やジャンクフード・ファストフードへの課税は検討され、効果についての研究や実施の呼びかけを進行中の州もあります。

健康の自己管理について、皆さんは日頃どのようにお考えですか？