健康のレシピ
日本古来の調味料⑥
2011.12.06
〜 醤油いろいろ 〜
『醤(ひしお)』は、穀物や肉や魚などを熟成させたどろりとした食品
『油』は、(とろりと なめらかな)液体を、意味します。
醤から採った液体、日本の穀醤(こくしょう)は「醤油」と呼ばれています。
広義の醤・醤油は日本国内をはじめ、世界中にあります。
最近脚光を浴びた『しょうゆの実』やもろみ、塩辛や長期熟成した鮒鮨も醤(ひしお)の仲間です。
しょっつるやナンプラーは魚醤(さかなしょうゆ)の一種です。
大豆と小麦と塩、麹を原料とする醤油は、各地の製造方法によりその特徴はさまざまで、色合いや濃度、風味はじつに多彩です。
一般に、関東は濃口しょうゆ、関西は薄口しょうゆと分かれます。
また、豆味噌を絞ったものが『たまりしょうゆ』のはじまりです。
(製法が進化し、その後味噌とは製造方法が分かれて現代に至ります)。
関西でも西にすすむにつれ、醤油の甘味が増す傾向があります。
各地域の味覚が反映されているのか、調味料が味覚を形作ったのか、どちらでしょう?
しょうゆは味噌と同様に、新鮮な華やかな香りが持ち味の調味料です。
保管には、一年を通じて一定した温度が望ましいです。
このため、しょうゆも味噌も、冷蔵保管をおすすめします。
(他の食品の匂い移りや表面の乾燥には注意しましょう。)
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