健康のレシピ
旬の食べ物(4) 日本酒(その2)
2012.01.31
日本酒
日本酒の栄養
日本酒は焼酎のような蒸留酒ではないため、糖質やアミノ酸などの成分を多く含みます。しかし、醸造の段階で多くのビタミンやミネラル分が失われています。
このため、米が原料ですが、米飯のかわりにはなりません。
「ご飯は食べずに晩酌のみ」は栄養面ではおすすめ出来ません。
日本酒成分の役割
アルコール : ・ 日本酒の保存性を高める
・ 芳香成分他を安定した状態で酒の中にとどめ
飲む際の香り立ちを助ける
糖分 : ・ 日本酒の味のベースとなる甘口・辛口を決める
アミノ酸 : ・ 日本酒のうま味とまろやかさをつくる
有機酸 : ・ 日本酒のうま味をつくる(コハク酸など)
・ 日本酒の酸度を決め、味を引締める
( 日本酒は甘味が強い酒です。キリリとした味は、
乳酸・クエン酸・コハク酸など豊富な『酸』の
おかげです)
その他(注意点と工夫)
・アルコール : 飲過ぎの害はいうまでもありません
・各種の酸 : 多量の酸により口中が酸性に傾いている間、
歯のエナメル質はもろくなります。
長時間飲み続けることは避け、食後にはお茶を飲ん
だり、口をゆすいだりしましょう。
歯磨きはその後がお勧めです。
(一般の食事の後にも共通します)
・和ぎ水 : 洋酒の「チェイサー」の日本酒版で、お酒の合間に飲む
水です。
昔からある習慣のようですが、某酒造組合が最近一般
公募で名称を決め「やわらぎ水」の全国的な普及を
はかっています。
・飲酒の速度を緩やかにする
・口中をさっぱりとさせ、酒や料理を際立たせる
・アルコール分解に消費する水分を補う
・アルコールの利尿作用による血液の水分不足を防ぐ
・口の中が強い酸性に傾くのを防ぎ、歯の健康を守る
等々、和らぎ水のはたらきは、良いこと尽くしです。
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