たべ新聞

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健康のレシピ

アタマやココロに関わる栄養①

2012.02.28

カフェイン

  カフェインは、緑茶や紅茶、ウーロン茶やコーヒー、コーラ飲料に多く含まれます。ココアやチョコレートにも少量、番茶やほうじ茶にはごく少量が含まれています。

 麦茶(大麦・ハトムギ原料)やハーブティー、果汁や湯冷まし、ミルクや豆乳には一般に含まれていません (乳幼児の水分補給にはこうした飲み物が利用されますね)。

 

 カフェインを摂ると、交感神経が刺激され、軽い興奮作用が生じます。

 これによって頭はスッキリ!気分は爽快!疲労から回復した!         ・・・ような高揚した気分になります。

 集中力や作業効率が必要とされる仕事や勉強などの場面で、気分転換にカフェインを含む飲料が好まれる理由です。

 1日の目安としては約600mg以下に抑えることが望ましいです。コーヒー3〜4杯程度に相当します。

 なお、緑茶は芽・葉の部分が多い良質なものほどカフェイン量が多くなります。1杯当りでコーヒーの含有量を超える例もあるため、思いがけずカフェインが過剰摂取となる場合があり、注意が必要です。

 

  市販の医薬品にも添加されている場合があります(薬の成分による眠気を抑えるための添加ではありません)。

 また、市販の栄養ドリンクにも添加されている場合が多いです(医薬品・医薬部外品)。

 知らずにこれらの組合せで摂り過ぎることが無いようにしましょう。

 

 

  カフェインの適量と感じる摂取量には個人差が大きいようですが、摂り過ぎると、夜眠れなくなったり、胃酸分泌が促進されて胃痛を生じたり、手が震え冷たく感じたりする場合があります。空腹時に濃いカフェイン飲料を飲むことも控えましょう。

 

 なお、カフェインによって一時的に疲れが消えたような「気分」は得られますが、体に蓄積した疲労が実際に取り除かれているわけではありません。

 充分な休養の機会を作り、きちんと疲労回復をはかって心身を労わりましょう。

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