たべ新聞

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健康のレシピ

アタマやココロに関わる栄養②

2012.02.28

アルコール

 アルコールは酒類に共通して含まれる成分で、人を酔わせます。

 人間の脳の、行動や思考を理性的にコントロールする箇所の緊張を解き、抑制していた感情や行動を解放します。

 これにより心身はリラックスし、血流は促進し、ストレスは軽減するなど、適量の飲酒は「百薬の長」「命の水」とされるだけのはたらきをします。

 心身のみならず、社会的な交流の場面も円滑にする「潤滑油」です。

 しかしアルコールの摂り過ぎ意識レベルを低下し、脱水や血圧・体温の低下など、生命を危険にさらすこともあります。

 寝る前の飲酒(寝酒)も、量によっては眠りに入るのを妨げ、眠りを浅くする傾向があり、心身の健康を損ねるおそれがあります。

 また、アルコールの代謝は、男性に比べて臓器が小さい女性の方が身体への負担が大きく、アルコール依存症に陥る危険性も高いです。

 未成年者も、身体・臓器の成長には個人差があり、発達途上のため、アルコール分解能力の保証ができません。

 これが、飲酒が法的に禁止される理由の一つとなっています。

 

 何か問題を抱えた時に、問題に対処するのでなくアルコールに解決(心の解放)を求めると、依存しやすくなります。これは病気であり、専門家による治療が必要になります。

 アルコールは、毒にも薬にもなる栄養です。

 

  アルコールは1g当たり7kcalのエネルギーがありますが、すぐに体熱として発散され、体内に蓄えられることはありません。

 けれども蒸留酒以外の酒では糖質の量が多く、これらは利用されずに余ると、脂肪となって体内に蓄えられます。

  また、アルコール飲料全般(蒸留酒を含む)には、気分や行動を解放し、食欲を増進させ、中性脂肪の合成を促すはたらきがあります。

 このため、病気の治療・予防のために意識的に食べ方を管理する必要がある場合は、晩酌などの積極的な飲酒はお勧めしません。

 

 最後にひとつ。

 お酒のシメの茶漬けやラーメンはとても美味しいですね!

 これは飲酒後に血糖値が下がるため、糖質を補いたいという反応です。

 (この仕組みは割愛し、またの機会にご案内します)

 飲酒後は中性脂肪合成の働きが高まっており、満腹は眠りを浅くする要素のため、食べ過ぎは禁物です。(果物でサッパリと口直し、位が理想ではあります)

 このとき、アルコールの分解と食べた物の栄養の代謝で肝臓は大忙しです。 

 アルコールの分解には水を多量に使います。

利尿作用で失った分も、タップリ補給してから寝みましょう。 

 

 

 

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