たべ新聞

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健康のレシピ

アタマやココロに関わる栄養③

2012.02.28

カプサイシン(唐辛子の辛味成分)

 唐辛子たっぷりの辛〜い料理を食べると、カーッと体が熱くなって汗をかきますね。

 さらには、スカッとした爽快感も感じることはありませんか?

 これは唐辛子の辛味成分であるカプサイシンの作用が関わっていると考えられます。

 カプサイシンには脳に運ばれ内臓の働きに関わる神経を刺激し、アドレナリンの分泌を増やす作用があります。

 アドレナリンは心拍数や血圧を高め、瞳孔を開き(光量・情報を多く取り入れようとする)、血糖の量を増やし(エネルギーとして利用できる糖の量を増やす)、興奮・発汗を促す作用があります。

 例えは極端ですが、アドレナリンの分泌が高まるという点では、獲物に狙いを定めた直後の肉食獣や、試合直前の格闘技選手の体内と、同じことが起きているわけです。

  ココロを前向きに切り替えたいとき、イチかバチか、唐辛子のパワーを頼ってみるというテもありそうですね。

 その際には、刺激性が強いため胃腸の弱い方は注意しましょう。

           * あくまで食品として摂取するレベルでの成分のオハナシです。

                   医薬品のように効果をうたうものではありません。

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