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健康のレシピ

旬の食べ物(58) メロン

2012.06.01

メロン

 メロンは瓜の一種です。

 その芳香と上品な甘さ、たっぷりの水分は、夏に冷やして涼味を味わう果物としてもってこいです。洋酒を少し垂らすと、ぐんと大人向けのデザートになります。

 瓜類は乾燥地や飲み水の確保しにくい地域では、今でも貴重な水分を貯蔵する手段として栽培、収穫が行われています

 一方、日本では品種改良によって糖度を増し、高級な贈答品として利用される品種もあります。

 実はメロンはトマトや西瓜と同じく実を食べる野菜ですが、一般に、市場や食品・栄養的には果物(フルーツ)に分類されています。

 現在では間引いた幼果も、味噌漬けなどにして生産地の二次的な商品として売り出されるようになりました。

 栄養面ではカリウムや水溶性食物繊維のペクチン、水分が豊富です。

 また、たんぱく質分解酵素も含み、消化を助ける作用があります。

 よく知られた生ハムとメロンの組合せは、塩気の多い生ハムの風味をメロンの甘味が和らげ、カリウムが体内のナトリウムの排出を助けます。絶好の取り合わせですね。

 皮に網目模様のあるメロンは、果肉の成長に皮が追い付かずにひび割れ、自らの樹液のようなもので割れ目を保護した、かさぶたのようなものです。

 均等な網目の入り方が、全体が均一に成長している証です。味の良さの一つの目安になります。

 また、へた(つる)の反対側がやわらかく黄色みを帯び、香り高いものが食べごろのサインです。

  

 

 

 

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