たべ新聞

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健康のレシピ

行事食 No.30 夏越祓(なつごしのはらえ)

2012.06.04

水無月

 和菓子のお話です。

 6月も30日になると1年の折り返しの時期です。

 半年の間に、知らず知らずにため込んだ罪やけがれを落とし、残る半年間の無事を祈願しようという行事が「夏越祓(なつごしのはらえ)」です。

 多くの場合、神社の境内で「茅の輪潜り(くぐり)」が行われます。茅で作った輪を左右にくぐることで茅の生命力によって厄を祓うというものです。 

 この「夏越祓」の日に京都で食べられている和菓子が「水無月」です。

 

 ちなみに「水無月(み・な・づき)」は6月の和暦の呼称ですが、水が無いのではなく、「(田に)水・の・(張られる)月」が呼称の由来の諸説の一つです。

 

 最近では京都に限らず、各地の和菓子店でも販売されるようになってきました。

 三角形に切った乳白色のういろう生地の上には小豆粒がちりばめられています(変わったものでは抹茶入りの緑色などもあります)。

 半透明の色調が見た目に涼しく、氷のありさまを模しているものとされます。

 小豆は邪気を払うという意味を持ちます。

 

 陰暦の6月1日は氷室の節句とされ、氷室に貯蔵した雪や氷が宮中に献上され、帝や殿上人が口にしていました。氷室の雪や氷を用いて作りった氷餅(寒さらしの餅・凍餅)を食べて無病息災を祈願していたという記録もあります。

 これにあやかって作り出された菓子が、伝統として今日に伝わっています。

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