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健康のレシピ

旬の食べ物(79) 西瓜(スイカ)

2012.07.23

西瓜(スイカ)

  スイカは日本のはるか西方、アフリカ大陸が原産の瓜の仲間であることがその名の由来です。

 スイカは、瓜・メロンなどと同様に、水が乏しかったり水質の悪い産地では、その豊富な水分を貯蔵・運搬するための大切な水瓶のような役割も果たしています。

 赤や黄色の実の部分はもちろんですが、表面に近い白い皮の部分は漬物や炒め物、煮物などにして食べることができます。甘味のない、やや青臭い瓜の味わいです。種は煎ってナッツとして食べることができ、無駄になるところの無い果実です。

 近年では核家族化に伴い、大きなスイカを丸ごと購入する家庭が減り、スーパーマーケットの店頭などでは4分の1位にカットしたスイカや、赤い実の部分のみ1口大にしたカットフルーツ、メロン大の小玉スイカも多く見かけられるようになりました。

 小玉すいかのほうが大玉のものよりも1か月ほど旬の時期が早いようです。

 スイカは9割以上が水分です。塩をかけて甘味を引き出す食べ方は、糖分・塩分も一緒に摂ることができ、脱水症になりやすい夏の水分補給にも適しています。カリウム分が豊富で利尿作用があります。

 赤い部分にはカロテンが含まれます。

 スイカのしぼり汁を煮詰めた昔ながらの『スイカ糖』は、これらのビタミン・ミネラルを補給し、体内の不要なものを尿とともに排出する(毒出し)という民間療法の考え方で昔から親しまれてきました。

 熊本や千葉、山形が主要な産地です。

 井戸端でタオルをかけて水を張ったタライにつけておく方法は、水の蒸発によって熱を奪う(気化熱)方法で、最もおいしい10度前後の温度に冷やす方法です。

 冷蔵庫で冷やしすぎると甘味が弱く感じられるようになりますので、冷蔵庫で冷やす場合は食べる60〜90分前に庫内に入れることをお勧めします。

 

 

 

 

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